リスボンで泊まるならどこ?おすすめ宿泊エリア7選とホテル|治安・坂・観光・空港アクセスを比較

リスボンのピンク色に染まる景色

リスボンのホテルは、初めての観光や坂道の負担を抑えたいならバイシャ〜ロシオ、街歩きや食事を楽しむならシアード、空港から地下鉄で乗り換えずに移動したいならサルダーニャがおすすめ宿泊エリア候補です。

リスボンでホテルを探すとき、観光地への近さと同じくらい確認したいのが、坂道と石畳、夜の周辺環境。

歴史地区はコンパクトですが、平坦なバイシャを挟んで、アルファマやシアードなどが丘の上に広がっています。同じ「中心部」でも、ホテルの場所によってスーツケース移動の負担が異なります。

また、バイロ・アルトやカイス・ド・ソドレには深夜までにぎわう通りがあり、駅に近いだけでは静かな立地とは限りません。夜の環境も確認しましょう。

この記事では、リスボンのおすすめ宿泊エリア7つを、観光、坂・荷物移動、空港アクセス、治安面、夜の環境から比較し、各エリアのおすすめホテルも紹介します。

▶︎ ヨーロッパ各都市の宿泊エリアは、「国・都市から選ぶ」のページで国別に一覧から探せます。

目次

迷ったらここ!目的別おすすめ宿泊エリアとホテル3軒

まずは、リスボンの特におすすめの宿泊エリアとホテル3軒を紹介します。

どんな人にどの宿泊エリアが向いているかとおすすめホテルについては、後ほどもっと詳しく解説します。

リスボンに泊まるなら何泊必要?

リスボン観光は、主要スポットを回るなら3泊程度あると比較的ゆとりがあります。

1〜2泊なら
徒歩観光しやすいバイシャ〜ロシオ、シアード、アベニーダ・ダ・リベルダーデ南側に泊まるのが便利です。

3泊なら
アルファマやベレン地区もゆっくり回れます。食事や街の雰囲気を重視して、プリンシペ・レアルなどを選ぶのもよいでしょう。

4泊以上なら
シントラやカスカイスへの日帰り旅行を組み込みやすくなります。シントラへはロシオ駅、カスカイスへはカイス・ド・ソドレ駅から鉄道を利用できます。

ポルトやコインブラへ鉄道で移動する場合は、サンタ・アポローニア駅またはオリエンテ駅へのアクセスも確認しましょう。

【比較表】リスボンのおすすめ宿泊エリア7選

リスボン・アルファマ地区のリスボン大聖堂と路面電車
リスボン・アルファマ地区のリスボン大聖堂と路面電車

リスボンのおすすめ宿泊エリア7選を紹介し、「観光・アクセス」と「環境・おすすめタイプ」に分けて比較します。

観光・アクセスを比較

スクロールできます
エリア観光坂・荷物移動空港アクセス鉄道・日帰り旅行
バイシャ〜ロシオ◎◎○◎
シアード◎△○○
アベニーダ・ダ・リベルダーデ○◎○○
アルファマ◎△△○
プリンシペ・レアル○△○△
カイス・ド・ソドレ○○○◎
サルダーニャ△◎◎○

環境・おすすめタイプを比較

エリア夜の環境向いている人
バイシャ〜ロシオ人通りが多い初めて・短期滞在
シアード飲食店が多く比較的にぎやか街歩き・食事重視
アベニーダ・ダ・リベルダーデ大通り沿いは比較的落ち着く落ち着き・ホテル重視
アルファマ路地によって人通りが異なる旧市街の雰囲気重視
プリンシペ・レアル比較的落ち着くカップル・長めの滞在
カイス・ド・ソドレ一部は深夜までにぎやかカスカイス観光・ナイトライフ
サルダーニャ旧市街より落ち着く空港アクセス・荷物重視

※評価はエリア全体の目安です。ホテルがある通りや駅の出口によって、坂、騒音、夜の人通りは異なります。また「◎」は安全を保証するものではありません。

リスボンで坂・石畳を避けて泊まるならどこ?

坂や石畳の負担を抑えたい場合は、バイシャ、アベニーダ・ダ・リベルダーデ、サルダーニャが候補です。

  • バイシャ: 平坦な区画が多く、徒歩観光にも便利
  • アベニーダ・ダ・リベルダーデ: 大通り沿いでタクシーを利用しやすい
  • サルダーニャ: 空港から地下鉄で移動しやすく、歴史地区より歩道が広い

一方、アルファマ、シアード、プリンシペ・レアルは丘の上または斜面にあります。ホテルを予約するときは、駅からの距離だけでなく、高低差、階段、ホテル前まで車が入れるかを確認しましょう。

地下鉄もすべての駅や出口が同じように利用しやすいとは限りません。大きな荷物がある場合は、リスボン地下鉄公式サイトで駅のアクセシビリティとエレベーターの稼働状況を確認するのがおすすめです。

※リスボン地下鉄では路線拡張工事が進められています。工事に伴う運休や駅の一時閉鎖が行われる場合があるため、渡航前に公式サイトで最新の運行情報をご確認ください。

リスボンの治安と防犯の注意点

リスボンは凶悪犯罪が比較的少ない都市ですが、日本人旅行者の被害はリスボンに集中しており、その多くがスリや置き引きです。

観光地・公共交通機関でのスリや置き引きに注意

コメルシオ広場からロシオ、レスタウラドーレス広場へ続くバイシャ中心部、アルファマ、サン・ジョルジェ城、ベレン周辺など、観光客が集まる場所ではスリや置き引きに注意が必要です。

リスボン特有の注意点が、観光にも利用される28番・15番トラムやケーブルカーです。車内が狭く、乗降時などに混雑しやすいため、財布やパスポートを入れたバッグは身体の前で持ちましょう。

地下鉄の駅や車内だけでなく、空港、ホテルのロビー、レストランでも荷物から目を離さないようにしましょう。

バイシャやアルファマが地区全体として危険なわけではありません。観光客が集中する場所でのスリ・置き引きと、宿泊エリア自体の安全性は分けて考えることが大切です。

夜の周辺環境を確認したいエリア|マルティン・モニス〜インテンデンテ〜アンジョス

バイシャ北東側のマルティン・モニス広場から、インテンデンテ、アンジョス方面は、中心部へのアクセスが良く、比較的手頃な宿泊施設も見つかるエリアです。

一方、場所によって夜の人通りや街の雰囲気が異なり、薬物関連の問題や路上での声かけなどにも注意が必要です。

地区全体を危険と判断する必要はありませんが、初めてのリスボン旅行で夜の移動に不安がある場合は、ホテルの料金だけで決めず、駅からホテルまでの経路や夜間の口コミを確認しましょう。

観光と移動のしやすさを優先するなら、バイシャ〜ロシオ中心部やアベニーダ・ダ・リベルダーデ南側も比較対象になります。

騒音に注意してホテルを選びたいエリア

シアードに隣接するバイロ・アルト側
シアードに隣接するバイロ・アルト側

バイロ・アルト、カイス・ド・ソドレのピンク・ストリート周辺の2つのエリアは騒音に注意してホテルを選びたいエリアです。

バイロ・アルト

バイロ・アルトにはレストラン、ファドハウス、バーが集まり、夜になると路上にも人が増えます。ナイトライフには便利ですが、静かに眠りたい人にはホテルの場所を慎重に選びたいエリアです。

泊まるなら、バーが集中する中心部より、プリンシペ・レアル寄りまたはシアード寄りの外周部が選びやすいでしょう。

カイス・ド・ソドレのピンク・ストリート周辺

カイス・ド・ソドレは交通に便利ですが、ピンク・ストリート周辺にはバーやナイトスポットが集中しています。

鉄道や地下鉄の利便性を生かしながら静かさも求めるなら、ピンク・ストリート沿いを避け、コルポ・サント広場周辺まで範囲を広げて探すのがおすすめです。

リスボンで泊まるならどこ?おすすめ宿泊エリア7選

リスボンのおすすめ宿泊エリア7選を詳しく解説し、各エリアの特徴や利便性を活かせる、立地の良いおすすめホテルを紹介します。

① バイシャ〜ロシオ|初めてでも観光しやすい中心部

リスボン・バイシャ地区のルア・アウグスタとアウグスタ通りの凱旋門
バイシャ中心部のルア・アウグスタ

バイシャは、ロシオ広場とテージョ川沿いのコメルシオ広場の間に広がる中心地区です。主要観光地へ歩きやすく、周囲の丘に比べて平坦な区画が多いのが特徴です。

  • こんな人におすすめ: 初めて、短期滞在、徒歩観光重視
  • 最寄りの交通: ロシオ駅、レスタウラドーレス駅、バイシャ・シアード駅

泊まるなら、ロシオ広場からルア・アウレア、ルア・ダ・プラタを経てコメルシオ広場へ続く区画が便利です。シントラへ日帰りするなら、ロシオ駅寄りを選ぶと移動しやすくなります。

観光客が集中するため、駅や混雑した通りではスリに注意が必要です。ルア・アウグスタ周辺は、客室の向きによって夜の人通りや騒音が気になる場合があります。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 ホテル・ダ・バイシャ(Hotel da Baixa)

ロシオ広場とコメルシオ広場の間に位置するホテル。アルファマ、シアード、ロシオ駅のいずれにも歩きやすく、バイシャの利便性を生かせる立地です。

▶︎ リスボン・バイシャ〜ロシオのおすすめホテル8選はこちら

② シアード|街歩きと食事を楽しみやすい

リスボン・シアード地区を走る黄色い24番トラムと歴史的な街並み
歴史的な建物やショップが集まるシアード周辺

シアードはバイシャの西側にあり、カフェ、レストラン、劇場、歴史ある店舗が集まる地区です。観光だけでなく、滞在中の食事や街歩きを楽しみたい人に向いています。

  • こんな人におすすめ: 街歩き、レストラン、カップル旅行
  • 最寄りの交通: バイシャ・シアード駅

泊まるなら、ルイス・デ・カモンイス広場からカルモ広場周辺が便利です。静かさを重視する場合は、バイロ・アルト内部ではなく、カルモ広場やバイシャ側を選びましょう。

バイシャ・シアード駅は、バイシャ側とシアード側で地上に出る位置と高さが異なり、シアード側へは長いエスカレーターを利用します。ホテルの場所に合わない出口を選ぶと坂を上り下りすることになるため、利用する出口を確認しておきましょう。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 リスボア・ペソア・ホテル(Lisboa Pessoa Hotel)

カルモ広場に近く、シアードの街歩きや食事に便利なホテル。バイシャへも徒歩で行けますが、高低差があるため、大きな荷物がある到着日はホテルまでの移動経路を確認しましょう。バイロ・アルトの繁華街から少し距離を取れる点もメリットです。

③ アベニーダ・ダ・リベルダーデ|落ち着きと中心部への近さを両立

リスボンのアベニーダ・ダ・リベルダーデの街路樹と沿道の建物
街路樹が続くアベニーダ・ダ・リベルダーデ

アベニーダ・ダ・リベルダーデは、レスタウラドーレス広場からマルケス・デ・ポンバル広場へ延びる大通りです。高級ホテルが多く、歴史地区の細い路地よりタクシーを利用しやすいエリアです。

  • こんな人におすすめ: 落ち着き、ホテル重視、荷物が多い旅行
  • 最寄りの交通: レスタウラドーレス駅、アヴェニーダ駅

徒歩観光も重視するなら、レスタウラドーレス広場からアヴェニーダ駅までの南側が便利です。北側へ行くほど旧市街までの徒歩距離は長くなります。

大通りの西側からプリンシペ・レアル方面へ入ると坂が始まるため、ホテルが大通り沿いかどうかを確認しましょう。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 ヘリテージ・アベニーダ・リベルダーデ(Heritage Avenida Liberdade Hotel)

リベルダーデ大通りの南側に位置し、ロシオやバイシャへ歩きやすいホテル。大通り沿いの移動しやすさと観光利便性を両立できます。

④ アルファマ|旧市街らしい景観とファドを楽しむ

赤い屋根が連なるリスボン・アルファマ地区の街並み
赤い屋根と歴史的建築が広がるアルファマ

アルファマは、リスボン大聖堂からサン・ジョルジェ城周辺に広がる歴史地区です。細い路地やタイル張りの建物が残り、リスボンらしい街並みの中に泊まれます。

  • こんな人におすすめ: 旧市街の雰囲気、ファド、景観重視
  • 最寄りの交通: サンタ・アポローニア駅、テレイロ・ド・パソ駅

荷物移動を考えるなら、リスボン大聖堂周辺またはサンタ・アポローニア駅寄りが比較的選びやすい立地です。サン・ジョルジェ城に近づくほど坂や階段が増えます。

細い路地では、ホテルの前まで一般車両が入れない場合があります。タクシーの降車地点やホテルの送迎方法を確認しておきましょう。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 メンモ・アルファマ(Memmo Alfama)

リスボン大聖堂に近いアルファマのブティックホテル。旧市街の景観を楽しみながら、バイシャ方面へも比較的移動しやすい立地です。

⑤ プリンシペ・レアル|落ち着いた街歩きを楽しむ

リスボン・プリンシペ・レアルの街路樹とカラフルな建物
緑の多いプリンシペ・レアル周辺

プリンシペ・レアルはバイロ・アルトの北側にあり、庭園、邸宅、レストラン、ショップが集まる丘上の地区です。

  • こんな人におすすめ: カップル、長めの滞在、レストラン重視
  • 最寄りの交通: ラト駅、バス

泊まるなら、プリンシペ・レアル庭園からルア・ドン・ペドロ5世沿いが便利です。バイロ・アルトに近い一方、バーが集中する中心部から距離を取りやすい立地です。

地区全体が丘の上にあり、バイシャやロシオから歩いて戻る場合は上り坂になります。荷物がある到着日はタクシーを利用した方がよいでしょう。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 メンモ・プリンシペ・レアル(Memmo Príncipe Real)

丘の上に位置し、プリンシペ・レアルの落ち着いた雰囲気と眺望を楽しめるホテル。観光効率より、ホテルや街で過ごす時間を重視する旅行に向いています。

⑥ カイス・ド・ソドレ|カスカイス方面への移動に便利

リスボン・カイス・ド・ソドレのピンクストリート
カイス・ド・ソドレのピンクストリート

カイス・ド・ソドレには地下鉄、近郊鉄道、トラム、フェリーが集まっています。カスカイスやエストリル方面への日帰り旅行、ベレン観光に便利です。

  • こんな人におすすめ: カスカイス日帰り、交通利便性、ナイトライフ
  • 最寄りの交通: カイス・ド・ソドレ駅

交通を重視するなら駅周辺が便利ですが、静かさも求めるなら、ピンク・ストリートから離れたコルポ・サント広場周辺が選びやすいでしょう。

カイス・ド・ソドレからは、テージョ川対岸のカシーリャスへ向かうフェリーも利用できます。一方、ピンク・ストリート周辺は、特に週末の深夜まで人通りや騒音が続くことがあります。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 コルポ・サント・リスボン・ヒストリカル・ホテル(Corpo Santo Lisbon Historical Hotel)

交通拠点に近い一方、ピンク・ストリートから少し離れた場所にあります。カイス・ド・ソドレの便利さを生かしながら、繁華街の中心を避けたい人に向いています。

⑦ サルダーニャ|空港アクセスと荷物移動を優先

Vitor Oliveira from Torres Vedras, PORTUGAL, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons (cropped)

サルダーニャは中心部の北側にある新市街です。歴史地区らしい景観は少ないものの、地下鉄、商業施設、飲食店が集まっています。

  • こんな人におすすめ: 空港アクセス、大きな荷物、長期滞在
  • 最寄りの交通: サルダーニャ駅、ピコアス駅

泊まるなら、ドゥケ・デ・サルダーニャ広場からサルダーニャ駅周辺が便利です。空港からレッドラインで移動でき、歴史地区へも地下鉄でアクセスできます。

主要観光地へは地下鉄移動が基本になるため、1〜2泊の短期観光ならバイシャの方が便利です。

このエリアのおすすめホテルはこちら↓

🏨 エボリューション・リスボア・ホテル(EVOLUTION Lisboa Hotel)

サルダーニャ広場に面し、地下鉄駅に近いホテル。歴史地区の観光には地下鉄移動が基本ですが、坂の多い旧市街でスーツケースを運ぶ負担を抑えたい人に向いています。

まとめ|リスボンはホテルまでの「坂と通り」を確認

リスボンでは、同じ中心部でもホテルの場所によって坂、石畳、夜の騒音が異なります。初めてならバイシャ〜ロシオ、街歩きと食事重視ならシアード、空港アクセスと荷物移動重視ならサルダーニャが選びやすいでしょう。

ホテル選びは、予約サイトの宿泊者レビューで騒音や周辺環境を確認して決めるのがおすすめです。

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